投資のリスク管理に欠かせない!ベータ値の意味と活用方法
ベータ値は、投資収益率の市場平均(ベンチマーク)の収益率に対する感応度を表すもので、市場感応度とも呼ばれます。ベータが1より大きいほど市場の変化に対する感応度が大きく、市場ポートフォリオよりハイリスク・ハイリターンの傾向があり、逆に1より小さければローリスク・ローリターンになります。
ベータ値を計算する方法はいくつかありますが、ヒストリカル・ベータ方式では、過去一定期間の投資収益率を市場全体(TOPIX等)の収益率と回帰分析することで推定したときの回帰直線の傾きとして計測されます。つまり、市場全体が1%上昇したとき、投資収益率が何%上昇するのかを測定することによって、ベータ値を推定することができます。